明日5月21日から10日間、ガルンガン(Galungan)というお祭りがバリで行われます。
ガルンガンはバリに住むヒンドゥー教の人々にとってとても大切なお祭りの1つ。バリ暦で210日おきに行われ、森羅万象の創造者である神と、先祖の魂に祈りを捧げます。
この時期に、悪に対する善の勝利が祝われ、先祖の魂が地上に戻ると信じられています。食べ物やお花のお供え物で、帰って来る魂を迎えます。
お供え物はお寺にも捧げられます。参拝者はお供え物のかごを担いで、歩くか運転してお寺へ向かい、日頃の加護に感謝と祈りを捧げるのです。
ガルンガンの時期が来たとわかるのが、通りで『ペンジョール』という長い竹が見られるようになることです。このペンジョールは果物やヤシの葉、花で飾られており、これと合わせて先祖のためにヤシの葉で織られたお供え物を含む小さな祭壇が、この日のために各家庭の玄関先に置かれます。
ガルンガンの期間中に訪れたい場所の1つが、バリ東部のバンギにあるペングリプランという村です。この村ではバリの中でも伝統的な慣習を守る村として知られ、バリの中央にあるギャニャール県から車で30分くらいの場所にあります。
ペングリプラン村は現代の生活からかけ離れており、その土地の人々は質素で伝統的な人生を過ごしています。海抜700メートルのこの村は静けさと自然に囲まれた魅力的な場所です。
ガルンガンは10日間続き、クニンガンの到来が終わりを告げます。クニンガンとは魂が天上へと戻る日です。 ガルンガン期間中はあちこちでお祭りが行われるため、道路の渋滞や一時閉鎖が予想されます。期間中はいつもより時間に余裕を持ってご旅行のスケジュールを立ててください。クラクラバスの運行状況や渋滞情報は twitter から確認できます。