MIYAZAKI JAPAN SEP 7-15
毎年開催されるISA World Surfing Games。
今回の大会は、来年開催される東京オリンピック出場選手選考も兼ねており、各国から世界のトップサーファーが多々出場しており、例年にはない大きな盛り上がりを見せました。。
私にとってもオリンピック出場は一番の大きな目標であり、今回の大会には特別な意気込みがありました。
《東京オリンピック出場権獲得プロセス》
とても詳しく書かれていますので、ぜひお目通しください。
私が、インドネシア代表としてオリンピック出場権獲得するためには、この大会で日本を含めたアジア地域出場選手で最上位になることです。
東京オリンピックサーフィン種目に出場できる枠は20枠ととても狭き門ですが、アジア1位になればいいと考えれば自分にも十分可能性があると信じて、これまで頑張ってきました。
色々な思いが巡りましたが、あまりにいろんなことを考えると緊張してしまうので、とにかくこの大会を楽しめればという気持ちで挑みました。
宮崎空港到着
大会エントリー確認完了
大会セレモニー
ISA PresidentのFernando Aguerreさんと
他の大会からまだ到着していない男子選手がいたため、女子選手のヒートが先に進められました。
サーフィン界のキング ケリースレーターと。
ケリーもアメリカ代表として、この大会に参戦。
そして、いよいよメンズヒートがスタートです。
インドネシア代表メンズメンバーは
私・ONEY ・Ketut
大会期間中の波の状況ですが、女子選手のヒートが行われていた前半は、とてもいい波でしたが、男子選手のヒートが始まる中盤以降は、サイズがだいぶ下がってしまい難しいコンディションになってきました。
でも、問題ありません。私は日本の小波対策として、波が小さいときでもずっとクタビーチで練習してきましたから。
インドネシア代表として参戦していましたが、沢山の声援を日本の方々からいただきました。とても励みになりました。
私は、順調に勝ち進んでいきましたが、波のサイズが上がり始めたメインラウンド5で、負けてしまいました。
ラウンド5では、ケリースレーターやガブリエルメディナなど世界のトップサーファーと争うことになりました。今思えば、勝てるチャンスがあったにもかかわらず、そのチャンスを生かせなかったことを反省し悔しく思っています。
ISAの大会は独自のルールがあり、メインラウンドで負けてしまっても必ず敗者復活ラウンドでもう一度チャンスがあります。
このルールによって敗者復活ラウンドに廻ることになり、ここで日本人選手2人と当たることになりました。二人ともWQS10000で優勝するなど世界でもトップクラスの選手です。
アジア最上位とって、オリンピック出場権獲得するためには、ここで絶対に負けるわけにはいきません。
かなり厳しい接戦ではありましたが、ここでなんとか2位で勝ち上がることができたのです。とても嬉しかったです。
その次の敗者復活ラウンドでも、いつも私がWQSツアーで叩きのめされている先輩サーファーに勝つことができ1位通過することができました。
そして、次の敗者復活ラウンド
アジア地域で残っているのは、村上瞬選手と私のみ。ここで村上選手に勝てばオリンピック出場が内定します。
絶対に絶対に勝ち残りたかったけど…
最後、いい波に乗れたのに…
逆転するチャンスが大いにある波に乗れたのに…
私は、最後落ちて失敗してしまいました。
最後まで転げずにフィニッシュしていれば、、、、とても悔しく思います。
私は、ここで敗退してしまったため、アジア選手では2位となりオリンピック出場内手を獲得することはできませんでした。
東京オリンピック前に、もう1回この大会が開催されます。
場所はまだ未定です。
もう1度、チャンスがあるのです。
この大会で経験し学んだ全てをもう1度振り返り反省し、来年に挑みたいと思います。
今回の大会は特別でした。サーフィンは基本的に個人競技です。
しかし、このISA World Surfing Gamesは個人競技だけど「国別対抗システム」を取っているため、国ごとがチームとして参加しチームメイト同士がお互いに応援・サポートします。チームメイトの勝利が自分への活力にもなり、今までで一番気持ちが盛り上がる楽しい大会となりました。
順位は去年と変わらずの9位でした。
世界のトップサーファーが終結した例年以上のハイレベルな戦いのなか、ここまで勝ち進めたことは、とても自信になりました。しかし、改めて実力的にもまだまだだと思い知らされたわけですが、
嬉しい思い・悔しい思い・沢山の喜怒哀楽を感じて大会に参戦できたことは、大切な思い出となります。
この思い出は、思い出だけでとどまることにせず、大きな経験として、自分の大きな一歩として、また次に突き進んでいきたいと思います。
応援ありがとうございました。